「集める軍艦」シリーズとしては待望の復活第一弾。発売間近まで録に情報がなくてヤキモキさせられました。パッケージは昔の箱絵を並べて載せる形で使っているものの、昔のとは基本的に別物の新装版。箱の後ろを見ると英文表記もあるため海外展開の併用を前提とした商品のようです。シリーズが進めばリニューアルにとどまらず海外艦なども新規金型でラインナップされる、かもしれません。第一弾に金剛型を中心に持ってきたのは良いチョイスだと思います。ちなみに比叡は「集める軍港No4トラック泊地」に既に付属しており、白露型も「集める軍港No.2佐世保軍港」に付属するものと同一。復活での初出は金剛、榛名、霧島のみになります。軍港シリーズを集めている人にはダブり感がありますが、その一方で金剛型は軍港シリーズ付属の「長門型」のように「金剛型」で一纏めにはされておらず、しっかりランナーで分けられ、造形も個艦別の成形となって差別化されています。軍港はいいけど軍艦は集めたい、という人には良いラインナップかもしれません。ただしコンパクトに纏められた箱に遊びがないためか、私の購入したものは船体と一体成型となっているマストの先端がビニールを突き破っており、一部は先端が折れていました。折れた先の破片は箱内に見当たらず。ボール紙製の箱に、ビニール包装されたランナーがそのまま入ってるという、プラモとしてはオーソドックスなものですが箱がコンパクトなのでパーツを圧迫するようです。ランナーの成形も、金型の関係なのか船体やマストが水平ではなく垂直のため扱い注意です。値段にしては、ちょっと検品体制がガチャレベル並みに甘いかな、と思います。かつては２隻セットで駄菓子レベルの価格だったシリーズであることも考えると、今回のような８隻セットで、しかもリニューアルされた物であるにせよ、いささか割高感は否めません。とはいえ1/3000スケールのジャンルにおいて大変貴重な存在であるのは揺るぎなく、今後の商品展開に期待したいシリーズです。造形に関しては1/3000スケールである以上、どうしてもディティールに限度があり特に小さい駆逐艦は厳しい物がありますが、それでも中々頑張っているようです。個艦の緻密さよりもバリエーションこそが強みのスケールなので、幅広い艦種のラインナップに期待です。

友に上げました。喜んでました。ウッキーって。

1/3000シリーズの中の一品ということで、島の大きさがかなり小さい。ベースとなる海のプレートが２７.5×１６㎝に対して島は16×5㎝ということで非常に小さく、製作には少々神経を使うことになります。　と言うのは、海はコバルトブルーで成型されていますが、他ののパーツは全てグレー一色。よって細かい部分の塗装が必須で、ウエザリングはお好みですが、そのまま普通に組み立てても最低7色の塗料が必要になります。（付属している模型のカラー写真で塗装する部分や色が分かります）　また島が活動していた昭和３０～40年代がベースなので、現在の廃墟状態にするには、一部を壊したり当時無かった灯台を自作して追加する必要があります。まあ小さいので、ベテランの方ならさほど難しくはありませんが。　窓用のデカールシールが付属していますが、モールドされている学校のグラウンドの白線が含まれていません。ここは無理にモールドせずにデカールで再現してもらいたかった。ここを白で塗装するのは、細すぎて正直しんどいです。　アニメ「ケムリクサ」のシーンを再現するのも一応可能ですが、いかんせん土台が小さすぎます。リアルに出来るのはかなりのの上級者でしょう。　ただ、端島の全体像が一発で分かるのは評価出来るし、今までなかった商品ですので、大甘て星４つ。

16隻の内容は、[大和]x1、[阿賀野型]x1、[秋月型]x2 、[冬月型]x2 、[白露型]x4、[陽炎型改]x6です。各艦の船底には冬月型等の印字されているので小さい駆逐艦も区別できます。初霜は初春型、朝霜は夕雲型、霞は朝潮型ですが、近似形状の白露型と陽炎型改に置き換えられてます。シリーズが充実して、いつの日か近似形状の封入ではなく完全版になる事を期待してます。ちなみに組み立てに接着剤は不要ですが、部品は小さいのでプラニッパは必須です。

大きさがちょうど良く、机の上で鑑賞しています。

小さいのに細かいディティールが入っていて素晴らしいです。しかし、定価では高すぎますね。Amazonで安いから買った次第です。小さいパーツがなかなかハマらないので、穴を大きくするなど、ちょっとした加工が必要です。タイトル通り、沢山集めたい気がします。

小さくて良いが、塗装が下手なので、塗装済みでないのが難点かな。

おまけのような駆逐艦は小さすぎてリアルな形ではありません。小さくて色を塗るのも大変そうだし、大きいのを買った方が良いと思います。

小さな部品もあり、やや作り辛い部分がある。起倒式アンテナが上手く入らない。私の技術不足もありますが！

以下、プラモデルを作り始め数ヶ月の素人の感想であることをご了承下さい。　未だ全貌を見せないランナーに並ぶパーツたちにワクワクしたり、筆の機嫌を宥めたり、接着位置を仮組みで試行錯誤したり、ピンセットの先から突如姿を消した極小パーツに泣かされたり、デカール？なにそれ濡らすの？うわっ！動いた！などなど……　紆余曲折の先に先に組み上がる『世界に一隻だけ』の作品と、指先から生まれた達成感に魅了されていきました。　キットそのままから甲板部だけポスカ、から始まり、初めて筆塗装した駆逐艦、はじめてのデカールで盛大に剥がれとシルバリングを起こした艦、舷窓をピンバイスで開けた艦、マスキングを駆使してキットにない史実塗装を再現した艦……。　少しずつ挑戦の幅を増やしていき、H社の大型戦艦を完成させました。この戦艦の隣に、同時期の航空母艦も並べたくなったのです。　初めての航空母艦＆複雑な構造なのもあって、塗装の心配をしなくていいこちらのキットを選びました。　率直な感想が、冒頭の『プラスチック組み立てキットであって【プラモデル】ではないな』というものです。　箱を開けて、最初にぎっちりと詰まったランナーの多さに圧倒されました。その密度に心躍っておりましたが、これがのちにという苦労に変わります。・ランナーが多すぎる　組み立てそのものよりも、目的のパーツを探すのに時間を取られます。ランナー立てのような便利グッズがあればいいのでしょうが、正直そこまでこの製品の為に構えようという気力は起きませんでした。・仮組みができない、パーツ破損のリスクが高い　接着剤不要、という謳い文句のため、取り付け用の穴はサイズがきついです。パーツは一度嵌め込むと取り外しはしない方がいいです。　そしてこのパーツのサイズが絶妙に合っていなかったり狭すぎる部位があり、折れるんじゃないかというほど力を込めなければ嵌りません。パキン！という高い音を立てますが、破損した音なのか嵌まった音なのか分からず、毎回「壊したか？」と確認する羽目になります。　通常のプラモデルならパーツに接着剤を着けて該当箇所に『ストン』と差し込んで、軽く押さえて組み立てていくものが多いかと思います。塗装の手間こそありますが、パーツを「差し込む行為」そのものに不安が毎回付き纏うのは非常なストレスです。　指にさほど力のない女の身でこれなので、力のある男性ではなおさら破損の心配は大きいのではないでしょうか。・プラモ要素は『ランナーからの切り出し』　ディティールアップパーツと称して接着剤で細かなパーツを着けることはできますが、基本的にはランナーからの切り出し以外はプラモデルとの共通要素が無いと感じました。組み立てにおいて、プラモデル組み立て時には必要ないストレスが掛かり続けます。　説明書には初心者向けと思われるランナーの取り扱い等の説明がありますが、ガンプラ等の嵌め込みだけで完成するキットを経験して艦艇モデルに挑戦する人に「これがプラモデルだよ」とは言えません。（当方ガンプラ経験済み）　途中で製作に疲れ中断し、別のプラモデルを３隻造りました。作りかけの本キットを見てまた作ろうかと出してきたのですが、ランナーを探し、折れたような甲高い音に破損を心配し、各部品を確認する行為にもはやストレスしか感じず、このレビューを投稿するに至った次第です。　パーツが多く見応えがありそうなので、その点だけ加味して星をひとつ足させていただきました。　完成させることができたら、またご報告にあがろうと思います。